日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)で4日午後3時、令和7年干支大絵馬の奉納式が執り行われた。
神社には、宝永5年に日出藩の第3代藩主・木下俊長公が寄進した絵馬殿があるが、絵馬は残されていなかったため、平成28年に干支「未」から、日出町立日出中学校の美術部に依頼して、干支の原画を描いてもらっている。今回で11回目。
令和7年の干支は「巳」。絵馬は横135㌢、縦100㌢で、21点の応募があり、総代が2年生の長野希美さん(14)の作品を選んだ。白いヘビが神々しい雰囲気で描かれている。
拝殿前で令和7年乙巳歳干支絵馬奉納清払式を執り行った。総代や関係者約20人が参列し、玉ぐしを奉てんした。河村公司総代会長が「縁起の良い絵。長野さんも皆さんも素晴らしい人生を送ってもらいたい」とあいさつ。
長野さんは「今年は年始めから能登地震があり、大変な思いをした人が多くいます。来年は、そういった思いをする人が少しでも減り、平和になるように思いを込めました。白ヘビの幸福が大きくなるように、大きく、太く描きました。皆さんにとって良い年になってほしい」と話した。