大分県立別府鶴見丘高校のPTA(高田修司会長)は、受験を控えた3年生を応援しようと「点取りカレーで3年生を激励する会」を7日正午過ぎ、同校体育館で開いた。保護者約60人、3年生約220人と教職員が参加した。
受験生にげんを担ぐ意味で「点取りカレー(とり天カレー)」を振る舞い、残り1カ月ほどになった共通テストに向けて、点がとれるようにとの思いを込めた。すでに合格の切符を手にした生徒にはお祝いの気持ちを込めて、これから受験する生徒には激励の気持ちを込めて作った。今年で12回目。
午前9時に保護者が学校に集まって、カレーを作ったり、とり天を揚げるなど準備を行った。クラスごとにカレーを作り、なかにはニンジンを桜の形に型抜きしたクラスも。
全員で「いただきます」をしてから、各クラスのカレーを受け取った。また、カレーと一緒に、教員から応援メッセージ、「きっと勝つ」という気持ちを込めて「キットカット」がプレゼントされた。
生徒はおかわりをする人も多くいて、他のクラスのカレーを食べたり、友だちと笑顔でカレーを味わった。さらに、吹奏楽部が応援演奏を行い、歌ありダンスありの楽しいプログラムに、3年生も体でリズムをとったりして、ほんのひと時、受験の事を忘れてリフレッシュした時間を過ごした。
高田PTA会長は「3年部の事業として毎年行っています。すでに進路が決まっている生徒もいますが、これからの生徒もいる。必死に頑張っている子どもたちに、何かしらの形でサポートしてあげたいというのは、どの親も同じ」と話した。