「第4回多様な学び親の会」に22人

講師を務めた小原猛・玖珠町立
学びの多様化学校長

 別府市立西中学校の「第4回多様な学びの会」が11月22日午後4時、同校多目的ホールで開催し、保護者、地域住民、教育事務所、別府市教委から22人が参加した。
 進行は、学校運営協議会「夢」関連プロジェクト担当リーダーの髙橋淳子さん(PTA会長)が務め、小野貴美子学校運営協議会長のあいさつでスタートした。
 講師は、玖珠町学びの多様化学校校長の小原猛さん。
 小原校長は、1997年から杵築市内の小学校で3年、別府市の南立石小学校で6年の合計9年間、小学校教諭として勤務。2006年から18年間、別府市教委などで教育行政などに携わり、今年4月から九州初の公立小中一貫校の玖珠町立学びの多様化学校の校長に就任した。
 小原さんが第2回の同会で紹介した学校づくりの進捗として、子どもたちが中心となって校名を決定したエピソードが紹介。新しい校名「玖珠町立くす若草小中学校」は、子どもたちが意見を出し、教育委員会にも自ら参加して決定理由を説明するというプロセスを経て決めており、「みんなが主役の学校」を実感させた。
 小原さんは「玖珠町の学びの多様化学校だけが一人ひとりの子どもを大切にしている学校ではなく、県内、国内の小中学校、どの学校も一人ひとりの子どもを大切にしようとしている。苦悩している。関わっている。私たちの学校も同じ。同じように苦悩し、苦しんで関わっている。テレビ報道などで私が話している場面があると思います。一時間以上話してある部分だけを使われています。見たときは『猛さん、この部分だけを使われたな』と思ってください」と話した。
 講話後の意見交換会では、参加者から多くの質問があり、小原さんが丁寧に答えていた。