
梅林秀伍・別府大学後援会長
13日夜、ホテルパストラルで「別府大学感謝の夕べ」が開催された。学園運営支援者や強化スポーツ部への応援者らが招待され、年に一度の交流懇親会。二宮滋夫理事長あいさつでは、来年開設予定の別大看護学部が紹介され盛り上がったところで、「乾杯の発声」は別府大学後援会会長で梅林建設㈱代表取締役会長梅林秀伍氏。年末「恒例」となったあいさつは、学園傘下の強化部の対戦成績から、監督、部長らの指導力やムードを次々と微に入り細にわたり解説。
梅林会長は昭和16年、日米開戦の年に生まれ今年83歳。勤勉実直な人柄で知られる。言わずと知れた業界のリーダー的存在。今年の「あいさつ」は、能登半島地震、8月の大雨被害に始まり、韓国の非常戒厳令の発令、3年におよぶウクライナ戦争、シリアの政権崩壊、ガザ地区の戦闘状態と、国際情勢を盛り込んだ。この混迷の時代に少子化社会を生き抜く、学園の躍進に最大級の讃辞を加えて一気に伝えた。情報量の多さとその分析力、表現法にいささかの老いも感じさせずエネルギッシュ。長話しと感じさせない。
梅林建設は前身の「梅林組」が明治12年に創業、今年創立110周年となった。梅林家の継承で秀伍氏は5代目の社長。今年社長から会長へ。現社長は長男の伸伍氏(40)。
父を見よ、先は長いぞ! (陽)