日本と台湾の友好行事で新竹市流行音楽協会(林冠宇理事長)が16日午後2時20分、県立日出総合高校で親善訪問演奏を行った。1年生約80人が参加した。
日出町では、若者定住に向けて、各種施策を行っており、特に若者世代が広い視野を持ち、ダイバーシティを推進することを目的に国際交流にも積極的に取り組んでいる。駐福岡の前台湾総領事である陳忠正氏の紹介で協会のメンバーが来町することになった。協会メンバーは、新竹市と交流のある福岡県豊前市に滞在している。
安部哲也町長が「若いミュージシャンの方が来て、演奏をしてもらえるということで、私も楽しみにしてきました。皆さんに馴染みのある曲もあると思います。しっかりと楽しんでほしい」とあいさつ。林理事長が「4月に台湾で大きな地震があり、日本から多くの支援をいただき、ありがとうございました。自分たちで作った曲などををみんなに聞いてもらいたい」と述べた。生徒を代表して、工藤美苑さん(15)が英語で歓迎のあいさつした。堤荘司校長も「コロナ禍でなかなか国際交流ができませんでしたが、学校としても、国際交流をどんどんやっていきたい」と話した。
劉維哲さんが「ファーストラブ」や「ラブレター」などを、楊子樸協会常務理事が「カントリーロード」や「自由歌」などを披露。日本語や英語、中国語で歌声をきかせた。
終了後、宮原真優さん(18)が英語でお礼を述べ、農業経営科の生徒が作ったミカンをプレゼントした。協会メンバーからもCDなどが贈られた。