第4回別府市議会定例会きょう閉会

観光建設水道委員会の穴井宏二委員長が報告した

 令和6年度第4回別府市議会定例会は17日午前10時、厚生環境教育・総務企画消防・観光建設水道の各委員会が付託を受けた議案に対する報告、討論、表決、追加上程された一般会計補正予算などの提案理由説明・議案質疑・採決、市監査委員の選任につき議会の同意を求めること、市長専決処分の報告、市選挙管理委員会委員及び補助員の選挙などについてを採決し、閉会した。
 ▽厚生環境教育委員会の重松康弘副委員長が「健康推進課関係部分では、予防接種等の補助金の交付額決定に伴い、国庫返納金を計上するとの説明がなされました。続きまして、教育政策課関係部分では、市内の小中学校の木製の机椅子をスチール製のものへ更新した際、予定価格よりも低い価格で落札したため、予算額と契約金額の差額を減額補正するとの説明がなされました。続きまして、学校教育課関係部分では、九州大会や全国大会に出場する際に要する費用を補助する事業において、不足額が生じたため、増額補正するとの説明がなされました」などと報告があり、2件の予算議案、1件の条例議案、17件のその他の議案を、全員異議なく可決・承認すべきものと決定した。
 ▽総務企画消防委員会の小野佳子副委員長が「新湯治・ウェルネスの研究・実践拠点施設の基本計画策定に対する交付金として、デジタル田園都市国家構想交付金の追加額及び住居表示実施業務等委託料の債務負担行為の限度額を補正計上しようとするものとの説明に対し、委員から、地方創生関係の交付金のほか、財団等の交付金・補助金を積極的に活用するよう努めてほしい旨の要望がなされた」などと報告があり、2件の予算議案、2件の条例議案、4件のその他の議案を、全員異議なく可決・承認すべきものと決定した。
 ▽観光建設水道委員会の穴井宏二委員長が「温泉課関係部分では、指定管理者の指定に伴う債務負担行為を計上する旨の説明がなされました。次に、都市計画課関係部分では、楠銀天街の道路整備及び南部地区都市再生整備計画関連事業事後評価業務について繰越明許費を計上しているのとの説明がなされました。最後に、都市整備課関係部分では、台風10号の影響により被害を受けた公共土木施設を復旧するため、災害復旧工事費等を補正計上している等の説明がなされました」などと説明し、2件の予算議案、2件の条例議案、3件のその他議案を、全員異議なく可決・承認すべきものと決定した。また、その他議案「退職手当返納命令処分に対する審査請求に関する諮問について」は全員異議なく審査請求は棄却すべきとの意見とするものと決定した。
 報告後、美馬恭子議員(日本共産党)が一般会計補正予算の「新湯治・ウェルネスにおける研究・実践拠点施設設置のための基本計画策定に係る経費」、「別府市地域包括支援センターの職員に係る基準等を定める条例及び別府市指定介護予防支援の事業に係る申請者の要件並びに人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正」について反対討論を行った。
 3委員会が審査した議案は、賛成多数および全会一致で可決および承認した。
 続いて、一般会計補正予算として「人件費」(補正額2億460万円増)、特別会計補正予算として国民健康保険事業(450万円増)、市報卸売市場事業(80万円増)、介護保険事業(530万円増)の予算を上程された。補正後の一般会計補正予算額は663億6880万円、特別会計予算額は304億578万4千円が編成され、長野恭紘別府市長が提案理由を説明した。
 議案質疑として塩手悠太議員(有志の会)が質問し、執行部が答えた。また美馬議員が「特別職の常勤職員の給与および旅費に関する条例等の一部改正」について反対討論を行った。
 採決では、賛成多数および全会一致で可決された。
 「市監査委員の選任につき議会の同意」が上程され、長野市長が提案理由を説明した。採決の結果、同意を与えることが決定した。阿部万寿夫副市長が市長専決処分を説明した。
 阿部真一議員(自民新政会)から「別府市選挙管理委員会委員及び補助員の選挙について」の動議が提出された。賛成者がいたため、動議は成立。委員4人(八坂克明さん、髙橋修司さん、矢野淳子さん、梶原洋子さん)と補助員4人(中西正一さん、山村尚志さん、石谷千年さん、伊藤守さん)が決定した。
 議員提出議案3議案は、賛成多数および全会一致で可決した。