世界一周船旅の藤画伯帰国

「元気に帰ってきました」と藤祥州さん

 別府市馬場町の画家、藤祥州さん(73)は世界一周の船旅を終え、このほど帰国した。船内で水彩画講師を務めながら15カ国を108日間で回った。長野市政が推進する「新湯治・ウェルネス事業」のモデルになったアイスランドの「ブルーラグーン」に入浴した。
 ブルーラグーンは約3千平方メートルの広大な規模で、入浴料が日本円で1万5千円と安くないが、世界中から観光客を集め、いろんな国の言葉が飛びかっていた。お湯の温度は36~40度に分かれており、水着を着て長い時間の入浴を楽しむ。泥パックがあり、入浴客は自由に顔に塗り、10分後に洗い落とす。温泉ではなく、近くの地熱発電所で温められたミネラル豊富な海水を使っているのが特徴。
 藤さんは「ブルーラグーンの半分の規模でもいいから別府に作れば、観光の目玉になると思う。少しくらい料金は高くても内容が充実していれば人は集まると思う」と話している。
 藤さんは寄港地で描いた水彩画の個展を来年7月、大分市のトキハ本店で開催する。
 また、世界の景勝地を描いた来年のカレンダーが完成し、1部2千円(税、送料込み)で販売している。問い合わせは電話090・3132・8779。