冬の祭典実行委員会主催の「べっぷクリスマスファンタジア2024」が21、22日、的ケ浜公園やスパビーチで開催され、音楽とシンクロした2万発の花火を市民や観光客が楽しんだ。
このイベントは、別府青年会議所(JCI)が約30年前に立ち上げた事業で、最初は150人の子どもたちと、ご褒美の花火25発だった。それが今では、県内外を問わず楽しめる、冬の一大イベントに成長した。
オープニングセレモニーでは、掘雄太朗実行冬の祭典実行委員長(JCI別府第49代理事長)が「風が少し出ております。少し懸念しておりますが、皆さんの願いを込めて風を止ませていただければと思います。ドローンショー、花火を楽しんでもらえればと思います。私自身、約30年前に子ども達のクリスマスソングを歌う舞台に出させていただき、ご褒美として花火が打ち上げられたことを覚えております。その花火を、今ではこのようなお祭りになっていることがすごく喜ばしい。記念すべき別府市制100周年の年、楽しんでください」とあいさつ。
続いて来賓の長野恭紘別府市長、加藤信康別府市議会議長、西謙二別府商工会議所会頭、西田陽一別府市旅館ホテル組合連合会長、藤川朋文大分合同新聞社別府総局長が紹介された。
来賓を代表して長野市長が「このクリスマスソングを歌う会から、花火ファンタジアは始まりました。ぜひ、子どもたちの姿を目に焼き付けて大声援を終わった後に送っていただきたいと思います。次の周年は200年目です。特別な年のクリスマスファンタジア。先人に感謝をしながら、子どもたちが別府で、将来も豊かで元気に過ごせるように、200年目もクリスマスファンタジアが行えればという気持ちを乗せてましょう。どこにも真似できない特別な別府のクリスマスファンタジア」とあいさつした。
市内の小学生1年から6年生の児童約180人が「ジングルベル」「あかはなのトナカイ」「サンタがまちにやってくる」「舞台に立って(YOASOBI)」の4曲を歌った。歌の間奏で1・2年生、3・4年生、5・6年生の順番でフラメンコを踊った。また別府大学初等教育科の学生が手伝った。
その後、花火の前に音楽に合わせたドローンショーがあり、クリスマスツリーなどを夜空に浮かび上がらせた。続いて「HAPPINESS~子ども達へ夢と希望を~」として音楽に合わせて色鮮やかな花火1万発が打ち上がった。スマートフォンや一眼レフカメラで撮影する人が多く、大きな花火が打ち上がるごとに来場者から大きな歓声が上がった。
セレモニー前に、ミス別府のPRタイムが行われた。
22日も同会場で、午後6時30分から「OABライブステージ」があり、盛り上がった。午後8時から「TO You~あなたへ贈るクリスマス~」をテーマに1万発の花火が打ち上がった。