大分県は25日、第51週(16~22日)のインフルエンザ感染者の速報値で、定点(58カ所)当たりでは82・64人となり、1999年に統計を取り始めてから、最多となった。
保健所別の定点当たりは、大分市が109・71人、南部が106人と100人を超える地域もでた。別府市を含む東部は81・08人、北部73人、西部64人、中部54人、豊肥31・80人となっている。
感染者数は増加し続けており、年末年始には多くの人の移動が見込まれ、医療関係者らは危機感を募らせている。
また、年末年始は、医療機関が休みとなるため、基本的な感染予防対策をするとともに、かかった場合に備えて、解熱剤などの準備をしていくことが必要。
ただし、高熱が続いたり呼吸が苦しいなどの時は、早めに医療機関を受診することが重要。まずは感染しないために、「体調がおかしいな」と感じたら休んで感染の拡大を防止。その場に応じて、マスクの着用や咳エチケットを行い、こまめな換気と手洗いなど手指消毒をしっかりするように呼びかけている。