献血の必要性を知って

献血について役割や
必要性などについて話を聞いた

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は、献血セミナーを17日午後2時10分、体育館で行った。3年生と看護専攻科の生徒約200人が出席した。
 全国的に若年層が減少する中で、献血への知識を深め、自主的な行動がとれるようにするのが目的。
 佐藤校長が「血液は人が生きるためには、とても大切な役割をしています。献血をしたことがある生徒もいると思いますが、人の生命を維持するために必要。輸血用血液は、長期間の保存ができず、献血は必要」とあいさつ。
 大分県赤十字血液センターの向哲男さんが「献血セミナー~献血こと知って考えてみよう~」と題して講話した。献血は、健康な人が無償で血液を提供するボランティア。その血液は、病気の治療や手術などで輸血を必要としている人に提供される他、薬にもなる。輸血を必要としている患者は、日本全国で毎日約3千人といわれ、毎日約1万4千人の献血者が必要。10~30代の若い世代の献血者は10年で30%減少しているとの説明があった。最後に、輸血によって病気を克服し、夢を叶えたモデルの友寄蓮さんのビデオを上映した。
 生徒を代表して、3年生の野口香陽さんが「献血の大切さは知っていましたが、もっと必要なことを知ることができました。同世代の人が多く献血に行けるように、私たちもしていきたい」と述べた。