確実な鍵かけ、特殊詐欺に注意

 大分県警察本部は「安全・安心まちづくり推進室通信」を23日、ホームページで公開した。
 今回のテーマは「年末年始の防犯対策」。
 12月は人の移動などで何かと慌ただしくなりがち。空き巣などの住宅侵入犯罪や還付金詐欺を始めとした特殊詐欺被害への注意が必要。
 ▽家の防犯対策は万全か=年末年始は帰省などで長期間留守にする家も多くなる。外出の際は、勝手口、玄関、ベランダなど、すべてのドアや窓に確実に鍵をかける。防犯カメラを設置したり、窓に補助錠をつけるなどの防犯対策も有効。
 ▽車の防犯対策=外出時など、車から少しでも離れるときは鍵をかけ、外から見える車内に現金やバッグなどの貴重品を置いたままにしない。夜間など、長時間駐車する場合は、なるべく「明るい場所や防犯カメラのある場所」に駐車し、車内には荷物を置いたままにしないようにする。
 ▽特殊詐欺被害に注意=県内では、令和6年11月末で256件、約6億8千万円の被害が発生。被害件数、被害額ともに過去最大の被害となっている。例年12月は還付金詐欺が増加する傾向にあるので、更なる注意が必要。還付金詐欺は、市役所などを名乗って、介護保険の払戻し(還付金)があるなどといってATMへ誘導し、お金を振り込ませてだまし取る手口。