別府市中須賀本町の剣道場「玄武館道場」(高松右門館長)は2日、午前8時から居合道、同10時から剣道の稽古始めを行った。
剣道の稽古には、子どもから大人まで約30人が参加した。神事を行ったあと、黙とうをしながら「道場訓」を大きな声で読み上げた。はじめに、高松館長と首藤行輝副館長が、日本剣道形を披露。中学2年の三澤薫風さんと田邉壮史さんが木刀で基本技稽古法を行った。
素振りから稽古がスタート。1つ1つの動作を丁寧に行い、面をつけて先生たちに打ち込みや切り返しなどの基本的な稽古を中心に行った。最後は、打ちあう稽古で、先生や上級生に積極的に挑み、激しい稽古で締めくくった。
高松館長は「まだ新型コロナやインフルエンザが流行っていますが、病気に負けないように、元気よく今年も稽古に励みましょう」とし、昨年の「文化の日」に全日本剣道連盟から、剣道の普及や発展を図るため、長年にわたって地道に少年剣道の指導、振興に実績がある組織・団体を対象として表彰される「少年剣道教育奨賞」を受賞したことを報告。17年ぶり2度目の表彰で「試合に勝ったからといってもらえるものではなく、名誉なこと」と話した。