4日午後11時53分ごろ、新港町の国道10号交差点で原付バイクと車2台が絡む事故が起きた。原付バイクを運転していた大字北石垣の大学生でミャンマー国籍のティン・チャン・モン・トーさん(22)が意識不明の重体で市内の病院に搬送されたが、32分後の5日午前0時25分に死亡が確認された。死因は、胸部大動脈破裂。別府警察署の交通事故で1人目の犠牲者。
別府警察署によると、事故現場は令和5年の交通事故結果から交通事故が多発し最も注意すべき交差点だった国道10号の「別府郵便局先交差点」。国道10号を北進中の別府市在住の男子高校生(18)が運転する普通貨物自動車と対向車線から右折進行中の原付バイクが衝突。さらに国道10号を北進中の竹の内在住の会社員、鬼塚圭介さん(41)運転の普通乗用自動車が、ティン・チャン・モン・トーさんを轢過した。
男子高校生運転の普通貨物自動車には他に1人、鬼塚さん運転の普通車には5人がそれぞれ同乗しており、いずれも負傷者はいない。
事故の目撃者が110番通報している。
また事故原因などを捜査している。
別府警察署は5日から9日までの5日間、別府警察署長名による「交通非常事態宣言」を発令し、交通指導取り締まりなどを強化する。
別府署管内では、昨年2月5日朝に汐見町の市道交差点で起きた交通死亡事故から今年1月3日まで332日間、交通死亡事故は発生していなかった。