昨年末に竣功祭を斎行

鳥居竣功祭で玉串奉奠をする赤嶺リサ氏

 八幡朝見神社境内社稲荷神社の鳥居竣功祭が12月29日午前11時、同神社で斎行された。
 同神社の鳥居の老朽化に伴ったもので、(有)ちはらコーポレーションの赤嶺リサ代表取締役社長、(株)ジョイテックの阿部清治代表取締役社長が奉納した。
 施工は、熊本県熊本市の黄檗建設(株)。鳥居は朱色で、高さ約2・6㍍、幅約2・3㍍。素材は杉で、樹齢100年以上の杉を使用。時に島木(神社の鳥居の構造の一部で、笠木の下にある長い横材)の部分は、樹齢約400年の杉を使っている。
 竣功祭では、八幡朝見神社の神職が祝詞を奏上し、赤嶺社長、阿部社長が玉串を捧げた。
 竣功祭後、赤嶺社長は「2年前に、古い鳥居が朽ちた状態だった。この前の台風で倒壊。私は別府で産声を挙げ、お宮参りもしており、朝見神社には長くお世話になっています。別府で商売をしており、稲荷神社は商いのお導きをしてくださる神社。せめてご恩返しができないかと宮司さんに相談したところ『願ってもないことです』と言ってくれました。そのとき、阿部社長も『ぜひ協力したい。2人で奉納しましょう』ということになりました。少しでもお参りする人が鳥居を見て、縁起担ぎになれば嬉しい。私のお店も令和7年で35周年、昭和は100年。ちょうどその時代に重なったので、縁起の良い形になれば」。
 阿部社長は「赤嶺さんに話をいただき、このようなご縁はなかなかないので、すぐに『やらせてほしい』と答えました。生まれたときから朝見神社に参拝してお正月を迎えています。少しでもお役に立てるのなら一もなく、二もなくご一緒させてもらいました。歴史のあるお稲荷さんの前に鳥居を設けさせてもらって、このような好機をもらえて良かったです」とそれぞれ述べた。