別府市内の公立幼稚園、小・中学校で8日、3学期の始業式が行われた。
市立亀川小学校(志賀貴代美校長、345人)、同幼稚園(園長・志賀校長、19人)では午前8時45分、体育館に全校生徒と幼稚園児が集まった。
志賀校長が「2週間の冬休みの前にお願いをしていました。1つ目は『お手伝い名人になってください』、2つ目は『夢や3学期にがんばることを決めてください』でした。今日か明日に目標を書く時間がありますので、決まっていない人は今日中に決めてください。大谷翔平選手は『成功するとか失敗するとか関係ない。やってみることが大事』と言っています。皆さんも夢や目標達成に向けて、やってみてください。そして当たり前を続けてください。話をよく聞いてください。ワンストップ一礼を続けてください。自分が言われて嫌な言葉は言わないでください」
「3学期は、1~5年生は48回、6年生は46回しか学校に来ません。幼稚園はもっと少ない。一日一日を大事に当たり前のことを行い、自分の夢や目標を達成してください」と式辞。
「2学期や冬休みに頑張ったこと、3学期の目標」を全校児童を代表して2年生の小倉花蓮さん(8)が「冬休みに続けてがんばったことは、九九の練習です。九九は2学期に習い、百問テストを合格しました。でも3学期もまた認定カードをもらうためのテストがあります。忘れないようにお家でもカードをめくって、タイムを計って練習しました。3学期にがんばりたいことは、道徳の勉強。友だちの考えをよく聞いて、自分も考えたことや思ったことをがんばって発表したいです。発表ができると自分に自信が持てると思うので、なるべく自分から手を挙げて、発表したいと思います」。
宮脇理帆さん(8)が「2学期にがんばったことは『亀の子班掃除』です。3年生と4年生のお姉さんが優しく掃除の仕方を教えてくれました。キレイにするとすごく気持ちが良くなります。3学期も隅々まで掃除をして気持ちよく過ごせるように、掃除をがんばりたいです。勉強では、掛け算の九九をがんばりたいです。百問テストで間違えないように、毎日お家でも練習を続けます」とそれぞれ目標を発表した。
引き続き、3学期の生活指導などが行われた。
亀の子班掃除とは、亀川小学校で実施している縦割り班活動のこと。1年生から6年生の児童をすべて含んだグループ「亀の子班」をつくり、各班に分かれてさまざまな活動を行い、学年間の横のつながりだけではなく、異学年間の縦のつながりを育むことを目的。常時活動として、週に3回亀の子班清掃に取り組んでいる。