県内でインフルエンザ大流行

 大分県は8日、第52週(12月23~29日)の感染症発生動向調査の速報値を発表し、県内のインフルエンザの患者数は6081人の報告があり、定点(58カ所)当たり104・84人となり、前週の82・64人を大きく上回り、2週連続で過去最多を記録。引き続き、大流行が続いていることから、注意を呼びかけている。
 年末年始で人が集まる機会が増えたことなどから、感染拡大が続いていると見られており、年が明けて学校が始業式を迎え、仕事も始まるなど社会の動きが活発化していることから、さらなる警戒が必要となる。
 保健所別の定点当たりでは、南部が146人と最も多く、大分市120・59人、北部106・40人、別府市を含む東部101・42人と100人を超えた地域が4つ。西部82・20人、中部80人、豊肥57・80となっている。
 インフルエンザの予防には、手指の消毒と換気が重要。寒波により換気をする機会が減るため、特に意識して換気を行うことが必要となる。また、人が多い場所など環境によっては、マスクの着用、咳エチケットを守るなど、一人ひとりが意識をして行動することを呼びかけている。