別府市中学生スポーツ教室始まる

指導員と一緒に
ウォーミングアップをする生徒15人

 別府市教育委員会は「令和6年度別府市中学生スポーツ教室」を11日から3月2日まで、市立小・中学校体育館や専門競技場などで開催している。希望者を募って実施。
 専門的知識を有する外部指導者を活用し、生徒が専門的な指導を受ける機会を確保することで、体力や技能の向上を図るとともに、スポーツに取り組む意欲を醸成し、スポーツによる生徒の健全育成を支援することが目的。また「部活動の地域移行」につながる取り組みとしても設定している。運営は、令和6年度部活動管理運営等業務受託者のリーフラス(株)で、講師も務める。
 教室の最初の競技は「陸上」で11日午前9時、野口原陸上競技場で開始し、15人が参加した。
 藤内護市学校教育課参事が「部活動が将来的にも継続して、良い形で取り組むことができるように行っています。全国では少子化が進み、もしかすると部活動が減ってしまう可能性もあります。スポーツや文化が続くように、学校に外部の指導者が来て継続できるようにしたい。リーフラス(株)の指導者が科学的根拠や最新理論、最新技術を指導してくれます。体力や運動能力の向上だけでなく、他校の人と交流を図りながら、もっと陸上を好きになってほしい」。
 講師の村山智紀さんが「リーフラス(株)は、地域指導員を配置しています。皆さんが楽しみながらチャレンジしたい、チャレンジできる環境を作っていきたいと思っています」。
 成田将旭さんが「自分が学んできたことを、皆さんに伝えられる時間をもらえたことを嬉しく思います。学んできたこと、体験してきたことを伝えます」とそれぞれあいさつし、教室がスタート。
 まずはウォーミングアップとして、400㍍トラックを使って100㍍はランニング、カーブの部分は歩いて体を温め、体の違和感がないかを確認。続いて、動的ストレッチ、体幹トレーニングを行いウォーミングアップを終了した。
 ランの基本動作の理解・実践へと移り、スキップ運動(上半身と下半身の連動性の向上、重心移動を感じる)、ジャンプトレーニング(上半身の連動、遊脚の位置とスイング、地面反力をもらうことなど)、ミニハードルトレーニング(足の切り替え時の姿勢をまっすぐに保つように意識など)、メディシンボールトレーニング(足首で地面を強くとらえながら、股関節を爆発的に伸ばす意識など)、スタート練習(動きが小さくならないことを意識)などを行った。
 今年度開催するスポーツ教室は、次のとおり。
 ▽19日=バレーボール女子▽26日=卓球男女、野球▽2月2日=ソフトテニス男女、サッカー▽3月2日=バスケットボール男女