気象庁は13日午後9時38分、日向灘を震源とする最大震度5弱の地震が発生したと発表した。
発生時間は同日午後9時19分、震源の深さは30㌔㍍。地震の規模(マグニチュード)は6・9。津波注意報を高知県、宮崎県に発出した。その後、14日午前1時に地震の規模を6・6と発表した。
大分県の最大震度は4で大分市・臼杵市・佐伯市・竹田市で観測。別府市は震度3。
気象庁は同日午後9時55分、南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表した。
南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発声可能性が平常時と比べて総体的に高まっていると考えられる。今後、もし大規模地震が発生すると、強い揺れや高い津波を生じると考えられる。新たな大規模地震が発生する可能性は平常時と比べると高まっているが、特定の期間中に大規模地震が必ず発生するということを知らせるものではない。
気象庁では同日午後10時30分、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催し、この地震と南海トラフ地震との関係性について検討した。同日午後11時45分、「特段の防災対応を取る必要はない」とした。
地震発生時の各地の最大震度は次のとおり。
▽震度5弱=宮崎県▽震度4=福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県▽震度3=兵庫県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、愛媛県、高知県、長崎県▽震度2=大阪府、岡山県、徳島県、香川県▽震度1=福井県、長野県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、和歌山県
なお、14日午前1時14分ごろ、日向灘を震源としたマグニチュード4・9、最大震度3の地震が発生。別府市では震度1を観測している。