杵築市「二十歳のつどい」開催

会場で参加者にお茶が振る舞われた

 令和6年度杵築市二十歳のつどいが12日午後1時半、杵築市文化体育館で開催された。対象者は、249人。式典前には、県立杵築高校吹奏楽部が歓迎演奏会を行った。
 松本崇臣さんが開会宣言。永松悟杵築市長が、出席者を代表して末弘青楓さんに「ふるさとサポーター認定証」のクオカードを贈呈し、「二十歳という人生の大きな節目に、新たな決意を胸に、夢を描き希望に満ち溢れていることと思います。今後、皆さんには一層の自覚と責任ある行動が求められます。これからの時代は、より一層変化の激しい時代になります。この予測のできない世の中で求められるのは『人間力』です。豊かな自然が息づくふるさと杵築で育った誇りを胸に、若い皆さんの持つ柔軟な発想力と果敢な挑戦でチャンスをつかみ、新しい時代を切り開いていただきたい」と式辞。来賓の堀典義市議会議長と恩師代表の奥陽子市立大内小学校長が祝辞を述べた。
 参加者を代表して、松原萌さんが「多くの人に見守られて、二十歳を迎えることが出来ました。二十歳を迎えるこの日は、責任を持ち、社会の一員であることを強く意識しなければならない日でもあります。人としての信頼を得るために、常に謙虚な姿勢で向きあう覚悟が求められます。そのためも、これからも多くの人から学び、感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしていきたいです」。
 切封嵐誌さんは「子どもの頃はあんなに大きく感じた二十歳を、自分が今なっていることに驚きとうれしさを感じます。社会に出て一番に感じたことは、社会は決して甘くない。努力しても結果が出ないこともあるかもしれませんが、それはその後の糧になる。私が社会に出て一番大事にしていることは、恥ずかしがらずに自分の意見を話すということです。これからの人生、皆さんと自分らしく生きていきます」とそれぞれ意見発表を行った。
 第2部はアトラクションとして、アンケートランキング発表や抽選会などが行われた。会場では、江戸千家による呈茶席が設けられた他、記念撮影スポットなどもあり、久しぶりに会った友人と楽しい時間を過ごした。