サッカーJFLのヴェルスパ大分は、14日午前9時、実相寺サッカー競技場で2025年のシーズンの新チームが始動した。
監督に前ヘッドコーチの中村元氏が就任。新チームは、新たに加入した選手や大卒でチーム入りした選手も多い。福満隆貴選手や、Jリーグで多くの優勝経験をもつ金崎夢生選手といったベテランも元気で、改めてJ3昇格を目指すシーズンが始まった。
ミーティングで方向性などの意思疎通を行い、グラウンドで初練習をした。オフシーズンにも自主トレをする選手が多く、初日からしっかりと動ける体づくりが出来ていた。ランニングや体幹トレーニングで体をほぐし、パス回しやミニゲームなど約1時間半みっちり練習をした。厳しい練習の中でも時折笑いが起こるなど、和気あいあいとした雰囲気だった。グラウンドにはファンの姿もあり、頑張る選手を静かに見守っていた。
練習終了後、福満選手は「新しい選手も多く、コミュニケーションを取りながら、初日にしては良い練習が出来たと思う。(シーズンに向け)良い準備ができるように、意識してやってきました。自分が引っ張っていくという気持ちでやりたい。一人ひとりがチームのためにやれば、勝利できる。泥臭く頑張りたい」と意気込みを見せた。
この日44歳の誕生日を迎えた中村監督は「1カ月程あったオフの間にも、自主練をして体を動かし、コミュニケーションがとれている印象があった。それぞれの個性を大事にしながら、選手にはチャレンジをしてもらいたい。練習試合を多くする中で、どういった組み合わせが良いかなどを考えていきたい」と話した。
第27回日本フットボールリーグの第1節は3月8、9日を予定しており、V大分は9日午後4時から、ミネベアミツミFCをホームに迎えて試合を予定している。