別府市照波園町の黒木記念病院の敷地内にある障がい者ケアサポートセンター「愛・愛」で16日午後1時半、利用者の野々下康生さんの成人式のお祝いが行われた。
野々下さんは佐伯市出身で、その後別府に移り住み、昨年12月からセンターを利用している。音楽を聴くのが大好きで、手先が器用で工作が得意。昨年12月に二十歳を迎えた。
佐藤剛センター長が「日頃はとても穏やかな性格で、手先が器用だと聞いています。これまで苦労してきたと思いますが、これからの人生を皆さんと共に、私たちと一緒に一歩一歩進んでもらえればと思います。困難に直面した時には、スタッフもお役に立てるようにしていきたいので、遠慮なく頼ってください」と祝辞。花束と記念品が贈られた。
利用者代表から「未来をしっかりと見つめ、明るく人生を生きてください」と祝いの言葉がかけられ、みんなでオリジナルソング「Shin ai Song」を歌って祝った。お母さんの真実さん(52)が「わりとすんなりとセンターに馴染んで、楽しみに通っています。今後とも、よろしくお願いします」とお礼を述べた。