クルーズ客船「シルバー・ドーン」(4万700㌧、全長212・8㍍、幅27㍍、バハマ船籍)が19日午前7時、別府国際観光港第4埠頭に初寄港した。午後4時、鹿児島港に向けて出港した。
乗客らは、バス14台で地獄めぐりなどを巡るツアーに出た。ツアーに参加しない乗客は、シャトルバスやタクシーなどを使って市内などを巡った。
記念式典は午前11時、ターミナル内で行われた。
大分県国際観光船誘致促進協議会の岩田弘別府副市長が「別府市は、豊かな自然と温泉資源に恵まれた観光都市であり、市内いたるところから立ち上る『湯けむり』は、別府が世界に誇る景観でございます。日本一の源泉数、湧出量を誇る別府温泉は、日本はもとより世界各国から多くの観光客をお招きし、心と体を癒しています。別府市内のほか、『おんせん県おおいた』には、たくさんの魅力的な観光資源がございます。日帰りで大分県内の各観光地などを楽しんでいただくこともできます。ぜひ、二度、三度と大分に訪れていただき、大分の自然、グルメ、歴史文化、そして日本一の温泉を体験していただきたいと存じます」とあいさつ。
続いて、岩田副市長とミノ・ポンティーロ船長がオリジナルプレートなどを交換した。
日名子敦子別府市議会副議長とミノ船長、渡辺修武大分県商工観光労働部観光局長とモス・ヒルズクルーズディレクター、秋月久美公益社団法人ツーリズムおおいた専務理事とタマラ・ハフィーファイナンシャルオフィサーが記念品を交換した。
続いて、今年度就任したミス別府の黒田知里さんがミノ船長らに花束を贈った。
最後に、ミノ船長が「私にとって、別府への入港は初めてではなく、2007年に一度訪れています。そのときの別府の記憶が残っており、楽しみにしていました。このようなチャンスをいただき、本当にありがとうございます。船に乗っているお客さまも、皆さまの温かいホスピタリティ(心からのおもてなしや深い思いやり、歓待、厚遇)によって、どてもエンジョイできると思います」とあいさつした。