別府市東山の大野博信さんが6日、100歳の誕生日を迎えた。22日午後1時半から、長野恭紘別府市長が入院先の病院を訪れて長寿を祝った。
大野さんは東山椿の生まれで、農業を営んでいたが、19歳の時に徴兵され、満州に行ったという。戦後、4年間、シベリア抑留を経て、昭和24年7月に舞鶴に戻った。その後、農業を再開した。趣味は、ラジオを聴くことで、毎日、音楽やニュースを聴いている。
長寿の秘訣は「毎日の体操、食事をしっかり食べる」ことだと話す。子ども2人、孫5人、ひ孫4人に恵まれた。
長野市長の祖母が近くの地域の出身ということで、懐かしい話で盛り上がった。長野市長は表彰状とお祝い金を手渡して「これからも、風邪をひかないように元気でいてください」と声をかけると、大野さんは「ありがとうございます」と笑顔で答えた。
市内の100歳以上は、119人(女性108人、男性11人)。