
ハーブを選びハーブティーをブレンドした
別府大学短期大学部食物栄養科と九州農政局大分県拠点が「おおいた『みどり戦略』オフィシャルインフルエンサーとの交流会」を22日午後1時、同大学2号館で開催し、同科「フードマーケティング論」の受講学生ら12人が出席した。
テーマは「環境に優しい農業・消費~私に何ができるかな~」。
講師は、加藤則満総括農政推進官、おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサーでKKFARMの工藤佳子さん、kaolua farmの伊藤香菜子代表の3人。
加藤総括農政推進官が農林水産省の概要として、組織、政策分野、地方出先機関、九州農政局の機構、大分県拠点の組織図、何のために存在しているのかを説明。農業を取り巻く現状として▽食糧・農業・農村基本法の歴史=昭和36(1961)年に農業の発展と農業者の地位向上を目的に制定。38年後の平成11(99)年に国民から求められる農業・農村の役割を明確化し、その役割を果たすための「農政の基本理念」や「制作の方向性」を示すものとして、新たに制定▽改正前の基本法制定後の約20年間における情勢の変化として、国際的な食糧需要の増加と食糧生産・供給の不安定化、人口減少・高齢化に伴う国内市場の縮小、農業者および農村人口の減少などによる農業を支える力の減退▽農業を取り巻く環境―を説明。
ワークショップでは、農業5年目・フリーアナウンサー11年、2児の母の工藤さんがオンラインで自身が行ってきたカボス栽培や今後の目標について説明した。
伊藤代表は、(一社)和ハーブ協会和ハーブインストラクター、NPO法人日本メディカルハーブ協会エコロジカルハーバリスト、国家資格フラワー装飾技能士でもあり、大分市の耕作放棄地だった4千平方㍍の圃場を開墾し、和装とハーブをSDGsに沿った環境保全型の自然農法で栽培している。そこで収穫したハーブ十数種類を持ってきて、学生らが独自のハーブディーをブレンドした。
意見交流会では学生らは自身でブレンドしたハーブティーを飲みながら、質疑応答を行った。