別府市民フィルハーモニア管弦楽団(内田博実行委員長)は、「市民コンサート2025」を19日午後2時、ビーコンプラザで開催した。別府市制100周年記念事業。
音楽文化の普及向上と、地域文化の発展に寄与することを目的に実施している。
指揮には、数々の国際コンクールで入賞し、特に声楽・合唱付き作品で定評のある船橋洋介氏を迎えた。はじめに、別府市民合唱協会合唱団、混声合唱団「コッリーナ・ヴォーチェ」、市立青山中学校合唱部らが参加して「別府市歌」を演奏。続いて、ベートーヴェン作曲「エグモント序曲作品84」を演奏した。
後半は、別府市出身のソプラノ歌手の本田ゆりこさん、大分市出身のメッゾ・ソプラノ歌手の但馬由香さん、同テノール歌手の紀野洋孝さん、大分県出身のバリトン歌手の堤智洋さんがゲストとして登場。合唱団とともにベートーヴェン作曲の「交響曲第9番二短調作品125」を披露した。
船橋氏の全身を使ったダイナミックな指揮に、管弦楽団の息の合った演奏、ゲストや合唱団の美しい歌声で会場を盛り上げ、曲が終わるごとに大きな拍手が送られた。