絵日記作家、西山武伸さんが描く

「多くの人に見てもらいたい」と
話す西山武伸さん

 市内在住の絵日記作家、西山武伸さん(27)が描いた作品がこのほど、コーヒーのパッケージとなり、商品として、石垣西10丁目(九州横断道路沿い)の「湯けむり洋菓子店」で販売されている。1個350円。
 これはDRIP ARTプロジェクトの一環。同プロジェクトは「障がいのある人が自分の個性を出して、楽しめる社会をめざす。社会との繋がりを大切に、優しさ溢れる未来をめざす」としている。
 西山さんは、ダウン症という先天性の疾患を患っているが、幼いころから鉛筆と絵が大好きで、習字を始めてからは字を書くことが今まで以上に楽しくなり、夢中になっていた。支援学校に通学していたときに出会った先生から絵日記を提案され、今に至る。今でも36色の色鉛筆を使い、毎日、作品を制作している。
 西山さんは「絵を描いたり、デザインするのが楽しいし、形になって嬉しい。絵日記は自分が思うように描いた。夢は、この絵日記が絵本になってみんなに見てもらえれば」と笑顔で話した。
 商品パッケージなどは、インスタグラム(@angelhat.riko)で確認できる。