幸建設の幸さんと阿部さん

別大マラソンに挑戦する
幸康史さん(右側)と阿部誠史さん

 幸建設(別府市石垣東1ー9ー31)の幸康史専務と社員の阿部誠史さんは2月2日に行われる「別府大分毎日マラソン」に出場する。
 幸さんは4回目の出場で昨年、自身が記録した2時間54分を上回るタイムが目標。2回目の出場となる阿部さんは昨年の3時間15分を大きく上回る2時間40分切りが目標。
 ともに40歳の2人は県立別府青山高校時代からの同級生。野球部に所属しファーストとサードのポジションで甲子園出場を夢見た間柄。互いに大学卒業後、家庭を持っても家族ぐるみで旅行に行く等、親交を続けている。33歳からマラソンを始めた幸さんに触発され阿部さんも7年前から挑戦。
 阿部さんは大学卒業後、運送会社に就職。関西から九州各県に転勤が続き、学校が変わる娘さんを不憫に感じていた。親友を思った幸さんは自社に誘い、昨春に転職。職場では総務、企画、広報を担当している。
 「おかげ様で家族も安心して充実した生活ができています。親友と会社の皆様に恩返しができるようにマラソンはもとより仕事にも努めていきます。」と阿部さん。
 フルマラソンへの挑戦は過酷で2人は毎日の体重管理にも余念がない。良質なタンパク質を摂取しつつもウエイトオーバーしないようにコントロールの日々。毎週水曜は野口原の陸上競技場を、日曜は別大国道をランニング。その日以外の毎日は自宅周辺を10キロのジョギングを行い、月間走行距離300キロをキープしている。
 「仕事に家庭にマラソンに張り合いのある時間が続いています。2人で日本最高峰の福岡国際に出場する事が目標です。」と幸さんは話している。
 白球を追い続けた高校球児の今はスパイクからランニングシューズに履き替えて42、195キロの大いなる挑戦を続けている。市民ランナー2人の熱き友情の今後に注目したい。