八幡朝見神社で101人が節分豆まき

拝殿から豆をまく参加者ら

 八幡朝見神社は新春恒例「第34回節分・豆まき」を1日午前7時、同神社境内で斎行した。巳年生まれの年男や年女、厄年を迎えた男女など11~84歳の101人が「鬼は外、福は内」のかけ声とともに元気よく豆をまいた。
 節分は3日だが、八幡朝見神社は1日に参拝者が多く、豆まき後に学校や会社に行ってもらおうと考えて、1日早朝に行っている。
 神日出男宮司が「今年は乙巳(きのとのみ)、ヘビ年です。ヘビは脱皮をします。本日、豆をまいて、鬼を外にやり福を呼び込んで、一皮も二皮も剥けてますます充実した人生を送って下さい」とあいさつ。
 神事の後、6人ずつ太鼓の音と「鬼は外、福は内」のかけ声にあわせて豆をまいた。
 荒金淑惠さん(84)は「昨年は地震や台風、豪雨などがあったので、今年は災害のない一年になってほしい。4つのときに終戦を迎え、小さいときは防空壕の中で過ごしたので、このようなことがない世界になってほしい」。
 芸妓衣装で参加した永野美香さん(52)は「イベント芸妓の店『ちゃや』、そしてまどか塾を多くの人に知ってもらい、別府にも芸妓や舞妓がいることを広めたい。別府観光の一つになれば」。
 田原康行さん(84)は「毎日、元気に健康で一年過ごしたい」とそれぞれ話した。