
別府大学食物栄養科学部発酵食品学科は「佐伯市の未利用魚を使ったランチワークショップ」を1月22日午前11時30分、別府大学35号館で開催し、約30人が参加した。
大分県水産加工業振興協議会から水産加工品新商品開発委託業務の一環および公開講座として実施され、未利用魚のブダイを使ったランチを作る。
ブダイとは、千葉から九州南岸の西日本の太平洋沿岸などの東シナ海に生息している。釣魚としてメジャーではなく、ブダイだけを狙う釣り人はほとんどいないが、堤防や海釣り公園などで釣りをしていると釣れることもある。冬に釣れたブダイは臭みがなく脂が乗っており美味という。
講師は、佐伯市役所の岩井聡志さん、西田将則さん、大分県南部振興局の都留久美子さん。
県下では、気候変動などの影響で漁獲量や魚種が変化し、これまで流通されていなかった魚(未利用魚)への注目が高まっている。今回はブダイを使った調理実習に加えて、大分県や佐伯市の職員から水産業に関する講話があり、その後、ブダイの捌き方を指導した。ブダイのフライ、天ぷら、唐揚げ、カブのスープを作り、ご飯と一緒に試食した。