建国記念の日祝賀市民の集い

式典には多くの人が参加して
「建国記念の日」を祝った

 建国記念の日祝賀市民の集い(実行委員会主催)が11日午前10時、別府市公会堂で開催された。約200人が参加した。
 「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、昭和41(1966)年に定められた。2月11日は、初代天皇とされる神武天皇の即位日の紀元前660年1月1日を明治に入って新暦に換算した日。
 はじめにアトラクションとして陸上自衛隊第41普通科連隊音楽隊による演奏と花柳奈美志郎社中による日本舞踊が行われ、花を添えた。
 式典では、実行委員会会長の大平順治別府市自治委員会長が「別府市では、昭和45年から、記念式典を開催しています。日本は四季折々の豊かな自然に恵まれ、長い歴史を経て、国の文化や伝統を育んできました。人と人との絆を大切に、家族や地域で手を携え、今日の社会を築いてきました。長い歴史の中で幾度となく大きな困難や過酷な試練に直面してきましたが、その度に先人が勇気や希望を持って立ち上がり、たゆまぬ努力を続け、今日の発展があります。古来持ち続けてきた和を重んじ、国を、人を大事に思う日本人の美徳を大事にしながら、さらに輝かしい未来に向けて一歩を踏み出し、次の世代につなでいかなければいけません。常に未来に目を向け、温かい社会、明るい社会を共に築いていきましょう」とあいさつ。
 来賓として、岩屋毅外務大臣代理の岩屋恒久秘書が「日本は大きな転機を迎えています。国際情勢が大きく揺れ動いている中ですが、国の平和を断固として守り抜いていかなければなりません。今後も、対話と協調の外交に粘り強く努力していきます。また、人口減少が進む中で、競争力を回復して、持続可能な経済成長をしていかなければいけません。容易な道のりではありませんが、困難を乗り越えてきた先人の知恵に学び、国民一人ひとりの力を結集すれば、必ずや達成することができると信じています」とメッセージを代読。
 長野恭紘別府市長は「連綿と続く日本の歴史、伝統文化を守っていくことが私たちの一番大切にしなければいけない、やらなければならいない責務だと思っています。別府市制も101年目を迎えることになりました。子や孫が100年後も安心して過ごすことができるまちづくりのために皆さんと一緒にまい進していきたい」。加藤信康市議会議長も「先人が築いた文化の恩恵を思い、国のさらなる発展を願う、日本人としての心をいっそう育み、大切にしていかなければと感じています。次の世代に、美しいふるさと別府、安心して暮らせる別府市を未来に残す重責を担っています。祖先が築き上げた国を、別府を未来に誇れる国、町として後世に引き継ぐため、皆さんと共に努力していきます」とそれぞれ祝辞を述べた。
 大隈亮別府地区隊友会長の発声で、万歳三唱をして締めくくった。