全国一斉に確定申告受付始まる

別府税務署でも朝から多くの人が訪れて申告した

 令和6年分の確定申告の受け付けが17日から、全国一斉に始まった。受付期限は、所得税等と贈与税は3月17日、個人事業者の消費税は3月31日。
 前年は、約7割がeーTax(イータックス)を利用している。マイナンバーカードを持っている人は、スマートフォンを使ってマイナポータル連携でさらに便利になっている。1月からは、スマホ用電子証明書を利用することで、マイナンバーカードを読み取らなくても申告書の作成、eーTax送信ができるようになった。デジタル庁ホームページの特設ページで確認できる。
 また、納付書のいらない振替納税やキャッシュレス納税も便利。振替納付は、初回のみ依頼書の提出が必要だが、次回からは口座から自動で引き落とされることから、納付忘れを防ぐことができる。
 別府税務署(森正幸署長)でも17日から申告会場を開設。入場整理券を国税庁の公式LINEから予約するか、当日並ぶ必要があり、朝早くから多くの人が並んだ。会場では、職員にサポートしてもらいながら、パソコンやスマホを使って申告をする人たちの姿が見られた。申告書等の控えに収受日付印の押なつがなくなったことから、提出のみの人は税務署の流川通り側にある「文書提出箱」を利用する方が便利になった。申告期限が迫ると、税務署に訪れる人が増えるため、eーTaxの利用か早めの申告を呼びかけている。