OPAMで別府大学卒業制作展

多くの人が訪れたOPAMの
「別府大学卒業制作展」

 別府大学文学部国際言語・文化学科芸術表現コースは「2025別府大学卒業制作展」を11日から16日、大分県立美術館3階展示室Bで開催した。時間は午前10時から午後7時、最終日は午後4時まで。入場無料。大分県、大分市、別府市など後援。
 今年度も、4人が絵画、13人がデザイン、6人がマンガ&イラスト、4人が映像・アニメーションの各分野で学んだ表現研究の成果として34点の作品を展示。今回は中国からの留学生が、絵画1人、デザイン5人、映像・アニメーション1人の計7人が展示した。
 初日の11日は祝日のため、学校の友人や学生の親族が来場して作品を観賞した。
 マンガ&イラストの部でストーリーマンガ「デモニッシュな媚薬」を展示した手嶋茜さん(22)の親族は「絵が好きなだけあって、どんどん上手くなっている。自分の娘ながら誇らしい。マンガのアイデアもポンポン出るので、すごいと思う。一日のほとんどを絵に費やしているときもあるので、本当に好きなんだと思う。別府大学に行かせて、そして友だちにも恵まれて良かった」と話すと、手嶋さんは「(両親の話を聞いて)嬉しいし、恥ずかしい」と照れながらも喜びの表情を浮かべた。
 同学科の金孝源准教授は「絵画などの平面作品だけでなく、インスタレーション(現代美術の表現手法で、展示空間を含めて作品とみなす手法)のような立体作品があります」
 「デザインはプロダクトデザイン(生活用品や家電製品、自動車など、さまざまな製品のデザインを行うこと)だけでなく、ファッションデザインや衣装デザインなどいろんな分野が展示されており、今までとは少し違います」
 「漫画・イラストの作品は、子ども向けのコンテンツよりか、大人向けのダークファンタジーや心理的な描写がメーン。アニメーションもレベルの高い作品が作られています」
 「卒展を通じて、これからもどんどんレベルアップしてほしい。そして後輩たちも先輩の背中を見て、レベルアップしてほしい」と話した。
 また卒業制作学生作品展に展示している漫画は、同大学ホームページで見ることができる。