春木川小で環境学習会を開催

4年生がペットボトルを用いたオリジナルボードゲーム
「リサイコロ」でリサイクルなどについて学んだ

 前・日本環境設計(株)の独自のPETケミカルリサイクル技術を用いたものづくりなどを事業展開する神奈川県川崎市に本社を置く(株)JEPLAN(2022年6月1日に日本環境設計が名称変更)が「環境学習会」を21日午前11時30分、別府市立春木川小学校体育館で開催し、同小4年生43人が参加した。
 別府市と日本環境設計(株)は22年2月9日、地域循環矯正圏推進に係る包括連携協定を締結しており「ボトルtoボトルリサイクル」に関する取り組みについても協働している。同社はペットボトルを細かく砕いて分子レベルに戻して、不純物を取り除いて、結合させて再びペットボトルを作る技術を商用化している。
 講師の同社の小林悠里さんから、ペットボトルリサイクルの仕組み、二酸化炭素の削減や原料となる石油を使わないようにすること、ペットボトルが出来るまでなどを説明した。
 続いて43人は10班に分かれて、ペットボトルを用いたオリジナルボードゲーム「リサイコロ」で遊んだ。リサイコロとは、ペットボトルを駒にし、サイコロを振って出た目だけマスを進む。マスにはペットボトルをどのように処理されるかが記載されており、処理方法によって得点が変わる。「ボトルtoボトルリサイクル」のように、循環すればするほど得点が高くなるルール。児童はマス目の指示に一喜一憂しながら、得点を加算したり、ときには減点されたりと高得点をめざした。
 順位発表後、質疑応答があり、児童はリサイクルについて多くのことを学んだ。