ファームサムのマイクログリーンズ

グリーンサラダを
美味しそうに食べる子どもたち
実際のマイクログリーンズを
興味深そうに見た

 日出町大神で合同会社FarmSamを経営する髙松修さん(56)が作ったマイクログリーンズが26日、日出町立大神小学校(河野理校長、213人)で給食として提供された。
 マイクログリーンズは、種まきしてから8~14日後に本葉から5㍉ほどになった時期の若葉を収穫する野菜など。栄養価が高く、海外では人気だが国内ではまだ珍しいという。髙松さんは外資系の企業を早期退職し、地元の大神に戻った。「もともとものづくりが好きで、環境問題にも関心があった」ことから、農業を始め、昨年からマイクログリーンズを栽培している。県内外のレストランから注文があるという。地元の子どもたちにも食べてもらいたいと給食に提供した。
 5年生の2クラスに髙松さんが訪れて「私も私の子どもも、大神小学校を卒業しました。マイクログリーンズを屋内で育てていますが、大きくなる過程で、栄養価が高くなる。とってすぐ食べてもらうのが一番で、給食で食べてもらえてうれしいです」と話した。
 この日の給食のグリーンサラダの中に加熱したケール、キャベツ、ブロッコリー、ラディッシュなど8種類のマイクログリーンズを入れた。子どもたちは「すごく美味しい」とおかわりをする子もいて、完食した。
 原田和輝さん(11)は「気づかないぐらい小さかったけど、サラダを食べてみて美味しかった」。小春美梨さん(同)も「サラダが全体的に美味しかった。ツナともよく合って、美味しかった」と話した。