大分県は26日、第8週(17~23日)の感染症発生動向調査の速報値を発表し、感染性胃腸炎の定点(36医療機関)当たりが20人を超え、21・03人となったことから、警報を発令した。警報基準を超えるのは、約6年2カ月ぶり。
感染性胃腸炎は、細菌またはウイルスなどの感染性病原体によって引き起こされる。症状としては、嘔吐、下痢。ロタウイルスやノロウイルスなどによるウイルス感染が多く、毎年秋から冬にかけて流行する。ロタウイルスはワクチンがあるが、ノロウイルスにはない。アルコール消毒はききにくいため、調理や食事の前、トイレにいったあとは石けんと流水で十分に手を洗うように呼びかけている。
保健所別では、大分市34・73人、別府市を含む東部30・29人、北部12・67人、南部10・67人、中部9人、西部5・67人、豊肥3・67人となっている。