不老泉で大平さんの作品を展示

別府の時間の移り変わりを表現した作品が完成

 別府市営温泉「不老泉」で、日本画家の大平由香理さんの作品が展示されている。
 大平さんは岐阜県在住。2014年から2022年まで、別府市末広町にある清島アパートに住みながら活動をしており、末広温泉の壁画も制作するなど別府に縁がある。不老泉にもよく通っていたという。
 作品は、約8㍍の大きなもので、昔、不老泉から見えていたであろう別府湾や高崎山の風景と時間の流れを表現した。青からオレンジへと変わっていく作品は、とても色鮮やかでありながら心落ち着く。
 24日まで広場で展示して、多くの人に見てもらっていたが、25日からは女湯の窓から見える内側の外壁に展示。温泉に浸かりながら別府の風景を楽しむことができる。
 大平さんは「この絵が、不老泉に入りに来るきっかけの1つになればと思います」と話した。
 不老泉は、年間の入浴客数が一番多い、地元の人からも観光客からも人気の高い施設。現在は工事中だが、3月1日から営業を再開する予定。