税に関する絵はがきコンクール

最優秀賞を受賞した
緒方魁人さん(前列右から2人目)、野田陸泰さん

 一般社団法人大分県法人会女性部会連絡協議会連合会の令和6年度「税に関する絵はがきコンクール」で最優秀賞に選ばれた緒方魁人さん(11)、優秀賞に選ばれた野田陸泰さん(12)=いずれも6年生=への表情授与式が2月27日午後3時40分、別府市立中央小学校校長室で開催された。
 同コンクールは、まず別府法人会女性部会で選考を実施。別府・杵築両市の7小学校から159点の応募があり、5点の優秀賞を選定し県法連に推薦した。県法連でのコンクール審査会は12月16日に実施され、9法人会から113小学校3186点が集まり、緒方さんが別府法人会初の最優秀賞に選ばれた。
 授与式では、瑞木一博別府法人会長が「別府中央小学校は、野口小学校と北小学校が統合してできたのですが、私は北小学校の卒業生です。ですから後輩たちが優秀な作品を提出いただくことは嬉しく、心強く思います。これからも精進して頑張っていただきたいと思います。中学校に行っても頑張ってください」。
 内田陽子同会女性部会長が「緒方さんの作品は、税金が砂時計から落ち、暮らしが良くなっていることを丁寧に細やかに表現されています。野田さんは、税金で環境づくりとして、種を植え芽が出て形になっていく様子を優しく表現していました。2人とも本当におめでとうございます」とそれぞれあいさつ。
 両部会長らから緒方さんと野田さんに表彰状や副賞が贈られた。
 藤田一樹同小学校長が「作品を仕上げるために本人たちも頑張ったのですが、担任もアドバイスをしながら作品を作り上げたことが嬉しく思います。3千点を超す100校を超す学校から応募があったことを聞き驚いております。卒業式まで一カ月を切りました。中学校に向けて色々な取り組みをしていますが、2人には今回のことを自信に変えて胸を張って卒業して、中学校の門をくぐってもらいたい。大きな自信になったと思います」と謝辞を述べた。
 受賞した緒方さんは「最優秀賞に選ばれたと聞いて嬉しかった。色やどんなふうにしたらいいか、税金の種類などを調べて考えて描きました。税金をみんなのために使ってほしいという思いを込めて、砂時計で表現しました。中学生になっても、税金などを意識して生活していきたい」。
 野田さんは「受賞して言葉にできないぐらい嬉しかった。根っこに老人ホームや地図記号を描いたところが、評価されたと思います。受賞したことを最初に、家族に伝えました。調べたら法人税や所得税などがあることが分かりました」とそれぞれ述べた。