別府市議会の第1回定例会

上程中の議案について質疑が行われた

 別府市議会の令和7年第1回定例会の本会議が5日午前10時、本会議場で再開され、上程中の当初予算以外の議案について質疑が行われた。
 阿部真一氏(自民新政会)は、物価高騰対策に要する経費についての考え方を質問。安部政信企画戦略部長が「交付金の目的に沿って生活者や事業者の支援など国の推奨事業や市民アンケートの結果などをもとに総合的に判断した」と答えた。
 また、指定管理料の積算根拠や収益の見込み、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する経費などについても質問した。
   ◇  ◇
 市原隆生氏(公明党)は、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計の減額補正について質問。石崎聡保険年金課長は「決算見込みによるもの」と答えた。
 市原氏は「医療介護にかかわる費用は、年々増加傾向にあると認識している。今後も、適切な予算措置をしてほしい」と要望した。
   ◇  ◇
 森裕二氏(ビーワンべっぷ)は、大阪・関西万博学習体験に要する経費で、「保護者等の範囲はどこまでか」と質問。
 宮川久寿学校教育課長が「第3親等まで」と答えた。転売防止策についても質した。
 また、男女共同参画センターの入浴施設の廃止、指定管理などについても質問した。
   ◇  ◇
 森大輔氏(新たな別府を創る会)は省エネ家電の購入補助について、「2度目だが、物価高騰対策として、補助の専決の理由は」と質問。田辺裕市民福祉部長が「推奨事業メニューの1つとしてある。市民からの要望も多かったことがあったため」と答えた。
 大阪・関西万博学習体験の経費についても質問した。
   ◇  ◇
 美馬恭子氏(日本共産党)は、予防接種に要する経費について減額理由について質問。
 末房日出子健康推進課長が「主な要因は、今年度から対象となった新型コロナの接種者数が想定を大幅に下回ったため。当初、1万6千人を想定したが、12月末で約7千人だった」と答えた。
   ◇  ◇
 塩手悠太氏(有志の会)は、上人ケ浜公園の経費について、内容を質問。橋本和久建設部参事兼公園緑地課長が「大分方面から上人ケ浜公園に入る際、Uターンが必要なのため、大学通り正面に新しい入口を設け、利用しやすいようにする。工事中は、公園内に歩行者のう回路を設けたい」と答えた。
 指定管理などについても質問した。
 上程された当初予算以外の議案は3つの常任委員会に付託され、6日に本会議を休会し常任委員会を開いて審査を行う。