活字は日本文化の原点

別府研修で来社した滋賀報知の一行

 琵琶湖のある滋賀県から、滋賀報知新聞社の冨田正敏社長ら社員15人が8日、今日新聞社を訪問した。1泊2日の研修旅行で別府温泉も楽しんだ。
 檀上陽一本紙社長が「本紙は昨年11月に創刊70周年を迎えました。地方紙が生き残るのは厳しい時代ですが、お互い、地域のため頑張りましょう」と歓迎。冨田社長は「活字は日本文化の原点。これを維持しなければなりません」と応じた。
 冨田隆史副社長(八日市商工会議所青年部会長)は「SNSの台頭で若者の新聞離れがありますが、子どもたちに読んでもらえる取り組みも展開しています」と説明した。
 一行は報道部、営業部、工場を見学。滋賀報知の若い矢尻佳澄記者は研修の模様を熱心に取材していた。
 滋賀報知は昭和29年8月に創刊。冨田社長の先代と本紙の故檀上栄会長が同じ陸軍出身で、長年にわたり交流している。