
別府市議会は令和7年第1回定例会を休会し、11日午前10時、全議員で構成する予算決算特別委員会(市原隆生委員長)を本会議場で開いた。令和7年度の議案は予算関係議案9件、条例関係議案9件が上程されている。
はじめに、長野恭紘別府市長が「第3期総合戦略を推進し、市民一人ひとりのウェルビーイングを高め、心豊かで幸せな未来を築くための予算を編成しました。慎重審議をお願いします」とあいさつ。
阿部万寿夫副市長、松屋益治郎上下水道局長、上田亨競輪事業管理者がそれぞれ令和7年度予算案等について説明。引き続き、会派代表者質疑を行った。
吉冨英三郎氏(自民新政会)は、重点事業の予算について質問。安部政信企画戦略部長が「第3期別府市総合戦略に基づいて取り組むもの、市民ニーズなどを横断的に反映させるものを示している。約540事業あるが、それぞれが方針に基づいて編成している」とし、各部の重点事業を説明した。
歳入について、「市民税、固定資産税の滞納の回収率が低い」とし、収入の確保についてしっかり行うように指摘した。また、昨年の台風10号の影響による復旧工事についても質問。山内佳久建設部長が「令和6年度補正含め、約30件程度予定している」と答えた。
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穴井宏二氏(公明党)は、スマートシティに要する経費について考え方や具体的な取り組みについて質問。
安部部長が「産官学民が連携し、誰ひとり取り残さない市民一人ひとりに寄り添い、持続可能な都市を創造、ウェルビーイングを目指すもの。目標実現に向け、防災分野のインクルーシブ防災に取り組んでいる。災害対応アクションプランを策定している」と答えた。
他にも、自治体情報システムの標準化、重層的支援体制整備、地域防災に要する経費、認可外保育施設助成に要する経費など幅広く質問した。
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谷口和美氏(ビーワンべっぷ)は、新湯治ウェルネス事業について質問。松川幸路市長公室参事兼新湯治・ウェルネス推進室長が「市民一斉大計測会を実施方法に改善を加えて実施する。美肌ウェルネス事業では、肌への効果を見える化する事業を行い、道路整備事業は、扇山ゴルフ場クラブハウス前から研究拠点施設までの未整備の市道を整備する。人材育成については、教育機関などと連携し、市民対象のセミナーなどをしたい」と答えた。
また、子育て支援などについても質問した。
12、13日は個人質疑が行われる。