
別府ラクテンチは明星小学校6年生48人を招いて「第78期卒業生一同記念植樹」を10日午後1時30分、同所で行った。
新型コロナウイルスの影響で様々な行事がなくなったり、縮小されたりと我慢を強いられている子どもたちに、楽しい思い出を作ってもらおうと、2020年から行っており、今年で5回目となる植樹となった。
植樹式の初めに、西貴之(株)ラクテンチ代表取締役社長が「今回の植樹が皆さんの小学校時代の思い出となり、大人になったとき、小学校生活が思い出せるように桜の木を植えて貰えればと思い、開始しました。思い出を作り、また皆さんが植樹した桜は演芸場の1階から見えるので、見に来てください」とあいさつし、植樹指導員による植栽説明、注意事項があり、植樹を開始した。
児童は5班に分かれて演芸場・ミュージアム北側に移動し、河津桜5本を植樹した。途中、遠くにサルも出没し、怖がる女児もいる中での植樹となった。
植樹終了後、演芸場に移動し閉会式を行い、杉田寧児童会長(12)が「今日は私たちのために植樹体験の準備や実際に手伝ったりしていただき、ありがとうございました。私たちは植樹体験を通して、今までの6年間を振り返ることができました。サルもでましたが、みんなで楽しく植樹体験ができて、良い思い出になりました。大きくなっても、ラクテンチのこの思い出を忘れず、ラクテンチに来たときは桜をじっくりと眺めてみようと思いました」とお礼を述べた。
岩尾梨乃さん(12)は「楽しかった。植え方を学んだので、自宅の庭にサクラやウメを植樹したい。小学校では友人と過ごした一日一日が思い出に残っています。中学生になったら、バドミントンをしているので全国大会で優勝したいです」と話した。
植樹終了後、別府ラクテンチから6年生に対して乗り物乗り放題の権利がプレゼントされ、児童らはジェットコースターやゴーカートなどを楽しんだ。
明星小学校では、14日に卒業式が行われる。