別府市議会の予算決算特別委員会③

 別府市議会は、全議員で構成する予算決算特別委員会(市原隆生委員長)を13日午前10時から再開し、令和7年度の当初予算等の審査を再開した。
 個人質疑の2日目は、午前中は、泉武弘氏(行財政改革クラブ)、森裕二氏(ビーワンべっぷ)、中村悟氏(創る未来の会)、阿部真一氏(自民新政会)が各種事業に対して執行部の考えを質した。
 泉氏は、「今の税収体系で増えていく行政課題に対応できると考えて編成したのか」と質問。阿部万寿夫副市長が「新たな財源、産業を掘り起こしていく必要はあると思う」と答えた。泉氏は「法定外目的税を積極的に検討すべきだと思う」と述べた。
 長野恭紘市長は「独自財源の確保は、追い求めないといけない。議論はしっかりすべきだと思っている」と答えた。
 基金積立金などについても質問した。
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 森氏は、「別府市ものづくり支援等複合施設の設置及び管理に関する条例」の制定について、具体的なイメージを質問。
 市原佑一産業政策課長が「地域共生広場とものづくり工房がある。貸出は、ものづくりのチャレンジの場として対象を限定する。募集方法など詳細は、改修工事後に関係者の意見も聞いて検討する」などと答えた。
 婚活サポートや敬老行事などについても質問した。
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 中村氏は、医療的ケア児支援業務委託について、内容などを質問。
 宮川久寿学校教育課長が「これまで、保護者が学校で医療的ケアを行い、保護者の対応が難しい場合は支援学校学校への入校となっていた。医療的ケアを日常的に必要とする子どもに対し、学校に看護師を派遣し、必要なケアを行うことで学習の機会を確保し、保護者の負担軽減を図る」などと答えた。中村氏は「より柔軟に子どもに寄り添った配慮を」と要望した。
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 阿部氏は、交通体系整備促進に要する経費について、別府市公共交通活性化協議会への負担金の増額について質問。
 佐藤浩司企画戦略部次長が「6年度の運行管理委託料、モビリティ人材育成、車両購入などのライドシェア導入にいたる部分の負担金」と答え、協議会について阿部万寿夫副市長が「各界各層からかなり活発な議論をしている。今後も議論を継続しく」と述べた。
 学校施設や登校支援、保育所入所に要する経費などについても質問した。
 午後からは、日名子敦子氏(自民新政会)が質問を行った。