
扇山にある梅本美術研究所子ども絵画教室(梅本弥生主宰)に通う子どもたちが「ザボンアート」を15日午後1時30分、同所で行い、児童・生徒9人が参加した。
今回のザボンも、鉄輪の南光物産株式会社(原口智成社長)が大分県産で規格外のザボン120個を「子どもたちのアート製作につかってもらえたら」の厚意で贈った。同活動は、2020年から続いており5回目。
最初は、原口社長が以前から交流のある梅本主宰に話をしたところ、快く寄贈を受けてくれた。その後、美術研究所とのコラボレーションでアート作品にすることが決まった。
今回は、子どもたちは集中して皮をくり抜いたり、ペンで顔などを描いたりした。いろいろなキャラクターなどの作品を完成させた。子どもたちが寄贈された120個全てを使い切るまで製作するという。
梅本代表が「食べ物を再利用した感じはあまり無いので、この子たちが大人になった時、ザボンの匂いをかいだときに、ここで絵を描いたり作品を作ったという楽しいことを思い出してほしい」。
原口社長は「別府に特産品があることを知っていてほしい。アート作品を通じて、ザボンを五感で感じてほしい。そして記憶に残れば」とそれぞれ話した。
製作終了後、子どもたちは剥かれたザボンに「美味しい」などと舌鼓を打った。