
ドラマーの梶原徹也さんが奉納した
八幡朝見神社は「奉納演奏会」を22日午後1時、同神社八幡臺で開催し、約150人が訪れた。
演奏者は、太鼓芸能集団「鼓童」で1995年に参加し2010年に独立した篠笛演奏家の阿部一成氏と、元ロックバンド「THE BLUE HEARTS」のドラマーで自らのバンド「THUNDER BEAT」「神鳴―KAMINARI」など和太鼓とドラム、ロックの新たな可能性を模索しているドラマーの梶原徹也氏の2人。
まず2人が拝殿で正式参拝。梶原氏が「般若心経」を読経し、阿部さんが篠笛を吹くと、それまで無風だった八幡臺に風が吹いた。その後、2人は神様に演奏を奉納した。
神社内にドラムの音が響く中、神日出夫八幡朝見神社宮司は「良い意味で違和感がある。アルゲリッチ音楽祭の舞台でもあったので、西洋と日本の文化の交わり。クラシックもあれば、ドラムもあり、宮廷舞楽もあってよい。奉納演奏会は、コロナ禍で5、6年行っていない。始まったときに風が吹いたので、神様がちゃんといらしたと思った」と話した。