2025年ミス別府交代式

退任した2023年ミス別府の(右から)
坂本心実さん、堀口未来さん、松田真凛さん
新任のあいさつをする
林子瑄(リン・ツーシュエン)さん

 令和7年度第111回別府八湯温泉まつり2025年ミス別府交代式が5日午後2時40分、別府駅前熊八広場で開催された。
 退任式で2023年に就任した坂本心実さん、堀口未来さん、松田真凛さんの3人に、長野恭紘別府市長兼別府市観光協会長が感謝状、権藤和雄別府八湯温泉まつり実行委員長が花束をそれぞれ贈呈した。
 坂本さんが「2年前、ミス別府として初めての仕事が、この別府八湯温泉まつりでした。立っているときに『ピシャ』と温水がかけられ『これが別府か』とびしょ濡れになりながら笑ったのを今でもしっかりと覚えています。市長の『やりすぎぐらいがちょうど良い』の言葉通り、どのイベントも想像の遥か上を行く盛り上がりで、毎回、驚かされながらも自分自身とても楽しむことができました。別府には人を笑顔にする力があると思います。この2年間、皆さまの笑顔と温かさに毎回勇気をもらいました。ミス別府は卒業しますが、これからも別府を愛し、応援し続けます。本当に2年間、ありがとうございました」。
 堀口さんは「2年間、ミス別府を務めさせていただき、誠にありがとうございました。私の生まれ育ったこの町を、県外や海外でもPRすることができて、本当に嬉しく思います。いつも周りで支えてくださった皆さんのおかげで、とても楽しくPR活動を行うことができました。沢山の人の温かさに触れ、沢山の人と出会い、別府の溢れるエネルギーを感じた2年間でした。『やりすぎぐらいがちょうど良い』という言葉は、別府市にピッタリな言葉だと思います。このタスキを次の代に繋げることをとても嬉しく思いながら、新しい100年に向けて走り出した別府市を、これからも皆さんと一緒に盛り上げていけるように頑張りたいと思います。本当にありがとうございました」。
 松田さんは「横浜市在住の私にとって、この活動は慣れないことも多く、戸惑うことも沢山ありました。しかし別府の魅力を再発見していくうちに、この町が持つ素晴らしさを改めて実感しました。このような素晴らしい活動をさせていただけたのは、多くの方の支えがあったからこそだと思います。別府市観光協会の皆さまをはじめ、多くの方々に感謝申し上げます。慣れない環境にいつも前向きに挑戦できたのは、いつも近くで支えてくださった家族の存在が大きいと思います。ミス別府としての活動は一区切りとなりますが、これからもこの活動を通して得た経験やご縁を大切にして、これからも一生懸命、別府のために頑張ってまいりたいと思います。2年間、ありがとうございました」とそれぞれあいさつした。
 退任するあいさつの途中、2年間の活動を思い出したのか涙を我慢し、来場者から応援が飛ぶ場面もあった。
 続いて、新任のミス別府の委嘱では、林子瑄(リン・ツーシュエン)さんが登壇。河野光羽さんは所用で欠席した。長野市長から委嘱状を手渡し、退任する松田さんが「ミス別府」のタスキをかけ、権頭実行委員長が花束を贈呈した。
 林さんが「私は別府のことが大好きです。これからミス別府として頑張ります。応援してください」と就任あいさつをした。MCが今後の呼び方を聞くと、林さんは「リンちゃんでも、ツーちゃんでもいいです」と笑顔で答えた。最後に新ミス別府の2人に大きな拍手が贈られた。
 林さん(20)は台湾台北市出身の学生。趣味は旅行、絵を描くこと、踊り。
 河野さん(22)は別府市出身の会社員。趣味は体を動かすこと。