自衛隊候補生課程の教育入隊式

自衛官候補生21人が新たに入隊した

 令和7年自衛官候補生課程教育入隊式が5日午前11時、陸上自衛隊別府駐屯地で行われた。18歳から20歳の21人が自衛官としての第一歩を踏み出した。
 執行官の井出智昭第41普通科連隊長兼別府駐屯地司令が、教育入隊を命じる告達を行った。候補生を代表して、河野壱哉さん(18)が申告、河野天翔さん(同)が「自衛官として必要な知識と技能の習得に励む」と宣誓した。
 井出連隊長が「現在の我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しく複雑な状況にあり、様々な安全保障上の課題に直面しています。自衛隊は、国民の生命・財産と国の領土・領海・領空を守り抜く日本の『最後の砦』として、国家と国民を守るという強い意思と能力を兼ね備えることが重要であり、我々は、与えられた任務を愚直に遂行し、日々の厳しい訓練を着実に積み上げ、抑止力と対処力を向上させなければなりません。また、近年は自然災害が頻発化・激甚化の傾向にあり、災害への迅速な対応が必要となっており、万全な即応態勢も維持しなければなりません。候補生には、志高く、同期の絆の強化の2点を要望する」と訓示した。
 候補生は、約3カ月の教育課程で、自衛官としての基礎を身に着ける。