
前別府市子ども会育成会連合会長の池邉栄治さん(69)が令和6年度文部科学大臣表彰社会教育功労者表彰を受賞したことをうけて4日午後1時30分、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。
池邉さんは、多年にわたり子ども会育成会連合会の組織活動を推進。学年や文化を超えた取り組みや地域の人との触れ合いを大切にしたさまざまな体験活動を企画するなど強いリーダーシップを発揮。指導者として青少年の健全育成に貢献。また、大分県子ども会育成会連絡協議会の役員も務め、大分県における子ども会育成会活動の振興にも尽力していることが評価され、同表彰を受賞した。
池邉さんから受賞の経緯を聞いた長野市長は「私たちも活動を見てきたので、嬉しい。厳しい状況ではありますが、思いなどを引き継いでいってほしい」と話した。
同席した顧問の首藤正さん(元別府市議)は「長い間、一緒にやってきました。温泉まつりで子ども神輿を出したり、APUの留学生と子どもの交流などをしてきました。これからが始まりなので、池邉さんにはまだまだ頑張ってほしい」。
同会現会長の阿部美幸さんは「後輩として、後を引き継いだものとして、池邉さんがずっと歩いてきた道を思い出します。道を引き継いだものとして、頑張ります」、山川忠臣副会長、松本弘次事務局長がそれぞれ池邉さんへ祝福とお礼の言葉を述べた。
市側から寺岡教育長が「今のように社会教育が振興できたのも、子ども会の皆さんのおかげ。これからも続いていくことを心から願っています」。
矢野義知教育部長は「池邉さんは私が社会教育課長のときに会長をされていまして、そのときからお世話になっています。2月に市子連主催の運動会に参加しましたが、ジュニアリーダースを中心に活動が広まっていることを実感しました。池邉会長から思いを引き継いだ阿部会長が一生懸命している成果だと思います。今後とも、社会教育活動をお願いします」、津川文隆社会教育課長がそれぞれ池邉さんの功績を称えた。
記念写真撮影後、池邉さんは「思いもよらぬ受賞で感激しています。33年間の社会教育に貢献したということで、身に余る受賞です。私一人ではできませんでした。33年間ともに活動してくれた育成者、地域の人々、行政の方々、特に家族の支えがあったからで、職場の同僚にも感謝しています」と話した。