別府市職員労働組合執行委員長

代弁者として意見聞く

大塚 晋祐(おおつか しんすけ)さん(47)

 2月に行われた新役員選挙で新しい委員長に選ばれた。
 大分県立大分工業高校を卒業し、平成8年に電気の専門職として別府市に採用された。「自治体で工事管理を行いたいと思い、別府市に応募した」と振り返る。
 建築住宅課(現在の施設整備課)や温泉課、環境課(現在の生活環境課)、中央浄化センターなどを経て、現在は、契約検査課で勤務。「温泉課の時は、作業も管理もする仕事で、地下室は50~60度の世界で、熱くてキツかったですが、安全管理をしながら取り組みました」と話す。
 組合活動では、書記長を2年務め、その前には副委員長、執行役員も経験。「責任は重い。委員長はみんなの代弁者、意見をまとめる立場。声を出せない人もきっといると思うので、様々な声を聞きたい」と言う。
 「感謝と敬意をモットーにしています。言葉に出して言わないと伝わらないので、『ありがとう』を言うようにしています。コロナ禍では、机の上にはアクリル板が設置されるなど、コミュニケーションがとりにくく、仕事にも弊害があったように感じています。人間関係は、とても大切。どんな仕事でも、コミュニケーションがないと進まないと思います」
 「組合活動を通じて、どの課にも知り合いができると思います。そのためのツールにしてもらいたい。誰もが持っている優れた部分を活かし、お互いに助け合い、上下も横もつながりを作ることが大切」と言う。
 組合ではこれまでも、北浜周辺でクリーンアップ活動を行ったり、先日開催された「別府八湯温泉まつり」では神輿をかつぐなど、仕事以外の部分で地域貢献活動も積極的に行っている。
 趣味は、若い時からしているモータースポーツ。「最近はあまり出来ていませんが」と笑顔を見せる。妻と男の子3人、女の子1人の6人家族。大分市出身。