
横田将生理事長


社会福祉法人たけのこ(横田将生理事長)の重度心身障がい者用グループホーム「たけのこホーム扇山」が完成し1日、同ホームで開所式が行われ、関係者ら約50人が出席した。
同ホームの建設時、建築資材の高騰などから寄付金やチャリティーイベントを行った。浄財や益金で着工できた。
横田理事長が「皆さんのおかげで、立派な建物ができました」とあいさつ。続いて、古田茂義設立準備会会長が経過報告をし、入居者を代表して古田雅之さんが「親元を離れての生活で不安もあるが、お互いに助け合って、明るく生活します」とあいさつした。
同ホームは木造平屋建て、延べ床面積は約300平方㍍。個室とショートステイ用の部屋があり、個室は定員に達している。ショートステイは6月から受け付けを開始する。
出田陽一郎施設長は「ショートステイは、日程が重なったときは調整となる。障がいのある人が高齢化、重度化しており、親亡き後も生活するために、ここを拠点としてアルバハウスたけのこを含む市内4カ所の施設で活動している。皆さんの応援がなければ完成しなかった施設なので、感謝しています。ここで生活する障がいのある方が、元気に活動する姿を皆さんに見せることが恩返しになると思います」と話した。
問い合わせなどは、たけのこホーム扇山(電話75・6226)まで。