
北部ひと・まち協議会の梅木会長、
亀川自然環境を守る会の髙橋伸子会長
北部ひとまもり・まちまもり協議会(梅木政喜会長)は「亀川冷川ほたる生息地の広報及びポイ捨て禁止啓発に係る看板設置お披露目式」を13日午前9時、冷川の下流で開催した。関係者など約50人が参加した。
冷川では、地元ボランティア団体の亀川自然環境を守る会と協力して環境保全、ホタルの保護活動に取り組んできた。今回設置する看板のデザインをしたのは、亀川小学校4年生の梅木陽叶さん(9)。
式では、看板にかかった紅白幕をデザインした梅木さんが外してお披露目となった。梅木会長が「看板が出来上がったので、皆さんに周知できると思います。これを機会に、市民の皆さんに広く広報していただければと思います」とあいさつし、参加者で記念写真を撮影した。
式終了後、小さいときから絵を描くのが好きな梅木さんが「多くの人にホタルを大切にしてほしいという気持ちで描きました。ホタルが舞い出したら、見に来たい」。
髙橋会長は「ここで活動をして25年ぐらい。未だにここでホタルが舞うことをご存じではない方がいるので、この看板を見ることで『ホタルがこんな近くで見られるんだ』ということを知ってもらいたい。今年のホタルの生育状況は、素晴らしいと思います。今まで800匹ぐらいですが、今年は600~700匹ぐらいと期待しています。国道10号線から数㍍の場所で見ることができるということは、嬉しい限り。夏の一夜の思い出として、家族や友人とご来場ください」とそれぞれ話した。
参加者全員で、ホタルが観賞できる冷川の沿道整備として草むしりを行った。当初は河川整備をする予定だったが、強風のために危険と判断し、沿道整備とした。